Roll out(ロールアウト)
訳自体はそのままカタカナ表記すれば済むが、文脈を理解した上でカタカナ表記すべきだろう。分野によっては、解釈に混乱をきたす用語である。意味は文字どおり、roll(転がり)out(出る)で、世の中に製品やサービスを送り出すことだが、新規展開、運用開始、公開、市場投入、リリースなどなど、解釈は多岐に可能だ。...
View ArticleQualified lead(クオリファイドリード、有望な見込み客)
マーケティング分野(特に営業に関して)leadと出てきたら、見込み客(リスト)という意味の可能性が高い。Leadという単語には、他動詞、自動詞、名詞、形容詞とさまざまな活用があるため、文脈によって訳は無数に考えられるが、プロの翻訳者であれば訳に迷うことはないだろう。しかし、leadの前後に他の単語がくっついた途端に、解釈に戸惑う翻訳者が多いようだ。例えば、Lead...
View ArticleInterrupt(割り込み)
中断と訳したいところだろうが、CPUの説明にinterruptと出てきたら「割り込み」と訳す。車列間や電車待ちの列への割り込みはブーイングものだが、コンピューターの世界では割り込みがないと作業が進まなくなってしまう。例えば、CPUが周辺機器など(キーボードとか)から受け取る要求なども割り込みである。CPUが何らかのプログラムの処理中にキーボード(外部ハードウェア)が押されたりすることを”ハードウェア...
View ArticleStored procedure(ストアドプロシージャ)
英語を単にカタカナにしただけかっ!と怒られそうだが、データベースシステムにおいては、昔からこれで通じる。データベースに対する一連の処理(例えば、社員の給料を会社の口座から引き出して、各人の口座に振り込むといったような処理)手順を一つのプログラムにしてデータベース管理システムに保存されたものと理解すればいい。まさに一連の手続きを定義してシステムに格納したプロシージャ(プログラム)といったところだ。永続...
View ArticleRisk premium(リスクプレミアム)
またまた怒られそうだが、カタカナ表記の訳語です。 ※カタカナ表記だからこそ、その使用にあたっては意味をしっかりと理解しておきたい。 この言葉は、投資関連のドキュメントなどによく出てくるが、意味は文字どおり、リスク(risk)分への対価(希少価値=付加価値=上乗せ収益=premium)のこと。投資にはリスクが付きもの。リスクの大小によって見返りも違ってくる。...
View ArticleMultiplexing technology(多重化技術)
電気通信とコンピューターネットワーク技術はますます高度に複雑化してきており、伝送路をどう有効に活用するかがカギとなっている。ローカライザーにとって、技術的知識と語学力は不可欠である。 モバイル機器が手放せない社会。誰もが耳にしたことのあるパケット通信やイーサネットでは、Statistical...
View ArticleRORO index(RORO指数、Risk On/Risk Off指数)
RORO indexを”ロロ指数”といきなり訳してしまう翻訳者がいたりする。内容を理解した上でのことなら100歩譲ってもいいが、せめて”リスクオン・リスクオフ指数”として欲しい。金融工学におけるリスクオンとリスクオフの意味を理解しておくことが大切だろう。...
View ArticleVolatility(変動性、変動率、ボラティリティ)
金融工学では、金融派生商品の価格変動幅の比率のことだが、オプション取引では原資産価格の変動幅を年率で表示したりする。つまり、一定期間内における株価や金利などの変動性を示したものだ。大雑把に言えば、価格変動が大きければボラティリティは高くなり、小さければ低くなる。...
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